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VAPEのリキッドは、熱を加えて気化させる事で白い霧状の煙になります。
これによって美味しい煙を吸って楽しめ、肉眼でも確認できるわけですが、当然ただの水やそこらのジュースを気化させても煙を肉眼で確認する事は出来ません。
では、何故VAEPのリキッドは白い煙を目でシッカリと見る事が出来るのでしょうか?

 これは、リキッドの成分を詳しく見てみると分かります。

リキッドは大きく分けて2種類あり、VG(植物性グリセリン)とPG(プロピレングリコール)に分けられます。
このVGないしPGが、白い煙として肉眼で確認できる主成分なのです!
このリキッドの主成分は、そのほかの商品にも幅広く活用されており、リキッドの安全性を示す大事な成分となっているのです。

 VGは、簡略的にグリセリンの名でも親しまれています。
グリセリンは無色透明の液体で、ハチミツのような粘りを持っているのを特徴としています。
また、水によく溶けるので様々な場面で扱われています。
保湿性を活かして美容液の主成分として扱われるなど、美容関係に興味がある方ならご存知でしょうね。
他にも医療品に含まれている事が多く、浣腸液や目薬など、日常的に触れる事が出来るものにも使用されています。

 対してPGは、これまた無色透明の液体であり、触った感じは油のように指に纏わり付くのが特徴です。
PGはグリセリンほど体内に直接摂取する用途は用いられませんが、保湿剤やカビ防止剤として身近な役割を果たしてくれます。
また、ライブなどでよく演出に用いられる、肉眼で確認できる色とりどりな煙もPGが主成分ですね。

 リキッドの主成分とされるVGやPGは、身の回りの日用品に使用される事から、基本的には無害と言えます。
ですが、VGは血液中に入り込むと赤血球を破壊して腎障害を引き起こす原因になる可能性を秘めています。
PGも一応毒性を微弱に持っており、皮膚や目に入ると弱い刺激があります。
とは言え、VAPEの煙として吸う程度では全く毒性が無いので、リキッドを飲み干すといった暴挙にでも出なければ害は全くありませんね。
常識的な使い方を心がけていれば全く問題が無いと言えます。

 では、「電子タバコは身体に害がある」といった風説がしばしば流れるのは何故でしょう…。
その原因は、リキッドに含まれる他の成分が問題になるわけです。
つまり精製水、香料、人によってはニコチンなどですね。
ニコチンは置いておくとして、精製水は不純物を取り除いた水なので当然害はゼロ。
と、なると残りの香料が注目点になるのです。

 香料と言えば、当然リキッドの風味を決める重要な成分です。
一般的には、食品に含まれるものを用いるのが基本的で、熱を加えても香りが飛ばない成分を利用しています。
吸った後のスッキリ感を出してくれるハッカオイルや、煙に甘味の余韻を付加するバニラエッセンスなどを用いてリキッドの味を調整しているんですね。
熱によってフレーバーが飛ばない成分なら基本的には使えるため、化学薬品的な物質でも一括で「香料」と成分表示する事が出来るのです。
これを利用して、体に害がある成分だとしても「香料」として成分表記する悪徳業者が出てきてしまうわけですね。
日本のVAPEニュースで例を挙げれば、発ガン物質のホルムアルデヒドが香料として紛れていたことが記憶に新しいです。
リキッドの成分としては香料の占める割合は少ないです。
ですが、それ故に最も注意して見る必要があるでしょう。